理不尽だし、不条理ですよ。
どんなに赤ん坊の時に、風呂へ入れたり、オシメ変えたり、あやしたり、疲れて帰ってきてもご機嫌とっても何も女房も息子は覚えていない。
それで何も手伝ったくれなかったと言われる。
えって、なんで俺がって、ある日突然思うような事を言われて。
えっ、何か俺悪いことした。何か悪いこと言ったけかって。
でも違うんですよね。きっと。何か悪いことしたか、言ったんだと・・。
そう思うしかない。
昨日まであんなに「冗談言って。」笑っていたのに。
急に、「冗談言わないで。」と本気で怒りだしたり。
こうなるわけわからないですよ。
男同士って、いった事は言った事だし、怒るところはわかるんです。
だから言う前から覚悟している。
少なくとも相手の言っていることは理解できる。
でも、女と息子は、「えっ」て、「そんなこと言ってないよ。」「そんな意味じゃあない事百も承知じゃない。」といったところで、聞き分けてくれるわけではないし。
昔、女房にとっちめられて息子が「どうしたらいいの。」と聞いてきた時。
確かに、息子を裏切ったかもしれないけれど…。
でも自分にも分らなかったんですね。
どうしたらいいのか。
だからきっと息子もわかっているはずなのに。逆らっても無駄と。
それでも母親の味方に付くんですね。だからどう考えても分が悪い。
言い訳にしかならない。他人の冷たい視線にさらされる。
でもやっぱり理不尽だし、不条理ですよ。
どこまでいっても女は同情される。
そして、最後に男は一人になる。